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時の概念が変わると見えてくるもの・・・シネマ劇場

      2017/06/03

時の概念が変わると見えてくるもの・・・シネマ劇場

こんばんは ソフィーママです
素晴らしい映画を見たので紹介します。

『メッセージ』原題 ARRIVAL

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:エイミー・アダムス ジェレミー・レナー フォレスト・ウィテカー

SFものは元々好きだけれども、当たり外れが大きいジャンルではあります。
そんな中、まさに現代の私たちに必要な
その名のごとく素晴らしいメッセージを込めた作品に出会ったのです。
一人女性の視点からスタートするその始まり方にも感性が溢れています。

女性が子供と日常を過ごしている記録が順不同で現れ、
SF的ストーリーとリンクしていくという感覚に訴えかける構成が
とても印象に残ります。

その女性ルイーズは言語学者で突如現れた宇宙船とその宇宙人達との
意思疎通のため軍からの要請を受けることになります。
そこには理論物理学者でもあるイアンも呼ばれていて二人で彼らの
地球に来た目的を知るため 言語の究明に尽力することになります。

ヘプタポッド(七本の足)と名付けられた宇宙人達の言語が次第に
わかり始めるにつれ、彼らには時間は流動的ではなく座標であるという
事実が判明します。つまり過去も未来も全て同じ時間軸にあり、
彼らは起こること全てを知っている状態にあることを知ることになります。
そして そんな彼らと接している内に ルイーズも全てを知る能力を
授かることになり、冒頭からの子供との記憶につながっていく・・・

私たち地球の人間は毎日の暮らしの中で時間という概念に基づき
生きています。そういう過去から未来に向かって行くという直線的な
時間の流れを基準とした、ものの見方考え方で生きているわけです。

しかし、私たちにもヘプタポッドと同じ、時間を座標的に捉えていた時期が
あります。それは幼い子供時代です。思いつきで生きていたあのときです。
未来に対する不安も過去に対する後悔もなく、大声で泣き、笑い、怒り
大人の都合も考えずに 今全てが欲しいのです。
この映画があまりにも私にとって衝撃的だったので原作本も読んでみたくなりました。
原作はもっと専門用語に溢れ、少し理解が難しい内容でした。
その点、映画は原作のエッセンスを残しながらも、視覚的そして
素晴らしい音響効果的に訴えかけてくれ、とても受け入れやすく
感覚で捉えることができるという驚異的効果を残した作品となっています。

子供はお気に入りの本を何度も読んで欲しいと、せがみます。
大人が退屈してちょっとストーリーを変えて読むと
そんなお話じゃない、きちんと読んでと怒ります。
もう知っている話なのに何で読んで欲しいの?と聞くと子供は

「だって聞きたいんだもの」

ここに未来や全てを知ってても楽しめるヒントが隠れているような気がします。

量子物理学や理論物理学での時間に関する同時存在論が今現在
明らかにされようとしている中、ここを日常感覚的にも突破しないと
次なる次元に向かうには難しいと言うところまできていると感じます。

そんな中、このように映画という方法でこの概念を紐解いていくのは
とても素晴らしいことだと感動しています。難しいお勉強で学ぶだけではなく、
日常に生かされてこそ役に立つのですから・・・

私は過去も未来も全てを知った人間達は、退屈したり悲嘆にくれるのではなく
とても謙虚にそれでも全てを受け入れていくという選択をするのではないかと
信じています。

「だって 体験したいんだもの」という思いのもとに・・・・

ソフィーママ
注:音響効果が素晴らしいのでぜひ劇場でご覧下さい。
現在、公開中です。

本年度アカデミー賞 音響編集賞 受賞

作品賞 監督賞 脚色賞 撮影賞 美術賞 編集賞 録音賞
計8部門ノミネート

クロアイ シネマ劇場
http://www.eyes-crystal.com/cinema/cinema-frame.htm

 

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